机の上で肘をついていて、手に痺れを感じる経験をした人が多いでしょう。肘の部分を長時間にわたって圧迫したり、無理に肘を曲げる姿勢をとることで起こるのが、尺骨神経麻痺、尺骨神経痛です。
尺骨神経は、手の指の動きをつかさどる知覚神経の一つで、簡単に障害を受けやすいものです。尺骨神経痛は、尺骨神経が侵されることで、小指と薬指にしびれや感覚障害を起こすものです。
自転車に長く乗っていたり、腕立て伏せの運動を長く繰り返したり、長時間の床工事の仕事などで床に長く手を着いていたりするなど、長い時間手のひらを圧迫することでも尺骨神経痛は起こりやすくなります。
リウマチや肘の骨折などで肘関節に変形のある場合には、とくに誘因がなくても圧迫症状が起こりやすくなります。
尺骨神経痛の治療としては、肘の圧迫や長時間の肘の屈曲など、原因がはっきりしている場合は、生活習慣の改善と安静で軽快することが多いですが、体の障害や異常な骨成長などの先天性のケースでは、神経開放術や神経前方移動などの外科的治療が必要になることもあります。
尺骨神経痛もまた、辛抱強い治療をすることで少しずつ改善がされてくるのですから、焦らずに治療を続けることです。痛みも緩和されてくることでしょう。
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